『横向き寝をしていると体が痛くなることがある…』
『横向き寝にはどんなマットレスが最適なの?』
多くのマットレスは仰向け寝を前提に作られていますが、実際には横向き寝を好む人も少なくありません。
横向きで寝ることに安心感を感じる方も多いでしょう。
しかし、横向き寝に合わないマットレスを使い続けると、体の不調を引き起こす原因になることもあります。自分の寝姿勢に適したマットレスを選ぶことが、快適な睡眠には非常に重要です。
とはいえ、マットレスを選ぶ際にどのような点を重視すべきか、また理想的なマットレスがどのようなものかについて迷うこともありますよね。
そこで、この記事では横向き寝に適したマットレスの選び方や理想的な寝姿勢、さらに睡眠の質を向上させるためのポイントを詳しくご紹介します。
この記事を読んで、横向き寝にぴったりのマットレス選びの悩みを解決し、より質の高い眠りを実現しましょう!
横向き寝のマットレスを使うメリット
横向き寝には、主に次の4つの利点があります。
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
メリット1|呼吸が楽になり、いびきを抑える効果がある
仰向けで寝る場合と比較して、横向き寝は呼吸がしやすく、いびきや睡眠時無呼吸を防ぐ効果があると言われています。
仰向けで寝ていると、口蓋垂や舌がのどの奥に落ち込みやすく、上気道が狭くなるため、いびきが発生しやすくなります。この状態が改善されることで、呼吸が楽になり、より深くリラックスした眠りが得られます。
横向き寝では、仰向け寝のように気道が塞がれることを防げるため、いびき予防に効果的です。
※ただし、寝姿勢を変えるだけで症状が完全に改善されるわけではなく、症状の程度によっては医療的な治療が必要な場合もあるため、注意が必要です。
メリット2|腰への負担を減らせる
横向きで寝ることは、腰にかかる負担を減らす効果があるとされています。
仰向けで寝た場合、膝を伸ばしていると腰が反りやすくなり、その結果、腰に負担がかかります。膝を少し曲げることでその負担を軽減できますが、横向き寝では自然と膝が曲がった状態になるため、腰への圧力が軽減されるのです。
このため、横向き寝は腰に優しく、腰痛の予防にも有効だと言えるでしょう。
また、反り腰の人が仰向けで寝ると、腰とマットレスの間に隙間ができ、その隙間が原因で腰や背中の筋肉が緊張し、体に負担をかけることになります。
一方、横向き寝では軽く背中と膝を丸めた姿勢が取れるため、反り腰を緩和し、腰への負担を大きく減らすことができます。
メリット3|右向き寝でお腹に優しい
右を下にした横向きの寝姿勢は、お腹に優しいとされています。
その理由は、胃から腸に続く消化管が右側に位置しているため、食べ物の流れがスムーズになりやすいからです。
この姿勢は消化吸収を助ける働きがあり、結果として心地よい眠りを得る手助けになるでしょう。
メリット4|妊娠中の体への負担を和らげる
妊娠中には、左側を下にした横向き寝が勧められています。
これは、左向きに寝ることで子宮が背骨や背中の筋肉、さらに腎臓を圧迫するのを防ぎ、体への負担を軽減できると考えられているからです。
無理のない姿勢で休むことで、妊娠中でも快適な睡眠をサポートします。
以上が横向き寝のメリットです!
ポイントを整理すると、以下のようになります。
次に、横向き寝に伴うデメリットについて解説します。
マットレスで横向き寝をする際のデメリット
ここでは、横向き寝における主なデメリットを3つご紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう!
デメリット1|圧迫感が感じやすい
横向き寝では、仰向け寝のように背中全体で身体を支えるわけではなく、肩や腰、腕、骨盤など限られた部分で体を支えることになります。
そのため、これらの部位に負担が集中しやすく、圧迫感を感じることがデメリットの一つです。
ただし、体圧分散性に優れたマットレスを選ぶことで、この圧迫感を軽減することが可能です。
デメリット2|身体の歪みにつながる可能性がある
横向き寝は体の片側に重さがかかるため、長時間同じ姿勢を続けると骨盤や筋肉のバランスが崩れ、身体の歪みにつながる場合があります。
とはいえ、睡眠中は自然に寝返りを打つことで姿勢が変わるため、横向き寝が必ず歪みを引き起こすわけではありません。
日頃から横向き寝が多い方は、自身の体に違和感がないか、一度確認してみるとよいでしょう。
デメリット3|肩や腰に負荷が集中しやすい
横向き寝では体の接地面積が少ないため、肩や腰(特に骨盤周辺)に負荷がかかりやすい傾向があります。
負荷が集中することで血流が悪くなり、筋肉のコリや冷えの原因になることも。
さらに、右側か左側のどちらか一方に偏って寝る癖がある場合、その側だけに負担が蓄積し、痛みや不調が現れることがあります。
以上が横向き寝のデメリットです。
要点をまとめると、以下の通りです。
続いて、横向き寝をする際の理想的な身体の状態について解説します。
横向き寝における理想的な身体の姿勢
横向き寝の理想的な姿勢とは、「体の軸が床と平行になっている状態」を指します。
横向きになると肩や腰など、体の突き出た部分に圧力が集中します。
使用するマットレスによって、これらの部分が沈み込んだり持ち上がったりしますが、程よく沈む状態が最適です。
肩や腰への負担を軽減し、背骨がまっすぐな状態を保てることが、正しい横向き寝姿勢といえます。
マットレスには主に「高反発」と「低反発」の2種類があり、それぞれの特性が横向き寝にどのような影響を与えるのかを詳しく見ていきましょう。
高反発マットレスで横向き寝をした場合
高反発マットレスは適度な硬さが特徴で、寝返りがしやすい構造になっています。
しかし、横向き寝では肩や腰がほとんど沈み込まず、これらの部位が圧迫されやすくなります。
その結果、背骨が不自然に曲がった姿勢になることが多く、長時間この姿勢を続けると肩や腰に負担がかかり、痛みを引き起こす場合があります。
さらに、これらの痛みをかばうために別の部位に負担がかかり、背中や首に新たな痛みが生じることもあります。
低反発マットレスで横向き寝をした場合
低反発マットレスは体のラインや重みに応じて沈み込む構造になっています。
横向き寝をした際には肩や腰が適度に沈み込み、体全体を均等に支えてくれます。そのため、肩や腰への圧迫が軽減され、背骨をまっすぐ保つことができます。
このように、低反発マットレスは体に負担をかけにくい正しい姿勢を維持しながら、快適な眠りをサポートします。
ここまで、横向き寝における理想的な身体の状態について解説しました。
次は、この理想的な横向き寝姿勢をサポートするマットレスの選び方について詳しくご紹介します。
横向き寝に最適なマットレス選び方
快適に横向きで寝るためには、横向き寝に合ったマットレスを選ぶことが重要です!
以下のポイントを踏まえて、最適なマットレスを見つけましょう。
それでは、それぞれの特徴について詳しく解説します。
選び方1|柔らかめの寝心地のマットレス
横向き寝には、高反発素材よりも低反発素材のマットレスが適しています!
柔らかめのマットレスは肩や腰を適度に沈み込ませ、背骨を自然な形でまっすぐ保つため、快適な横向き寝を実現します。
また、柔らかさが生むふんわりとした寝心地も魅力的です。ただし、柔らかすぎると体が深く沈み込んでしまうため、「少し柔らかめ」を選ぶのがポイントです。
選び方2|2層構造のマットレス
柔らかいマットレスは横向き寝に適していますが、寝返りが打ちにくいと腰痛や肩こりの原因になることがあります。
そこで、柔らかさと適度な硬さを併せ持つ2層構造のマットレスがおすすめです。
例えば、上部が低反発素材、下部が高反発素材で構成されているタイプは、肩や腰が程よく沈みながらも寝返りをしやすいバランスが取れています。
選び方3|体圧分散性に優れたマットレス
横向き寝では、肩や腰などの特定部位に圧力が集中しやすいため、体圧を分散する性能が重要です。
体圧分散性に優れたマットレスは体を均等に支え、寝姿勢を安定させます。代表的な素材は、低反発マットレスに使用されるウレタンフォームです。
適度に体が沈むため、リラックスして眠れるでしょう。
選び方4|センターハードのマットレス
さらに快適な横向き寝を目指すなら、センターハード構造のマットレスがおすすめです。
このタイプは肩が沈み込みやすい柔らかさと、腰を支える硬さを持ち合わせているため、背骨をまっすぐに保つことができます。
特に、横向き寝による肩や腰の負担を軽減したい方に最適です。
選び方5|10cm以上の厚みのあるマットレス
横向き寝をサポートするには、マットレスの厚みも重要です。
10cm未満の薄いマットレスでは肩や腰が床に触れて「底付き感」を感じることがあり、快適さを損なうだけでなく痛みの原因にもなります。
10㎝以上の十分な厚みのあるマットレスを選ぶことで、しっかりとしたサポートが得られます。
選び方6|凸凹構造のマットレス
低反発マットレスは体にフィットしますが、通気性が低いというデメリットもあります。
凸凹構造のマットレスは通気性に優れ、湿気がこもりにくいのが特徴です。また、凸凹形状が体をしっかり支え、肩や腰への負担を軽減します。
選び方7|大きめサイズのマットレス
横向き寝は、仰向け寝よりも接地面積が少なく、寝返りが増える傾向があります。
そのため、シングルよりもセミダブル、ダブルよりもクイーンサイズといった大きめサイズを選ぶことで、寝返りがしやすくなり快適さが向上します。
以上が横向き寝に適したマットレスの選び方です!
もう一度、おさらいすると以下の通りです。
次は、横向き寝をさらに快適にするためのポイントをご紹介します!
横向き寝をもっと快適にするためのポイント
最適なマットレスを選んだら、さらに快適に横向き寝を楽しむための工夫を取り入れてみましょう!
以下のポイントを押さえることで、より良い睡眠が得られます。
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
ポイント1|横向き寝に適した枕を選ぶ
枕は、横向き寝をサポートする重要なアイテムです。背骨がまっすぐになる高さや硬さの枕を選びましょう。
適切なマットレスを使っていても、枕が高すぎたり低すぎたりすると背骨が歪み、肩や腰の筋肉が緊張してしまいます。
さらに、体に合わない枕は首を痛める原因にもなるため注意が必要です。
横向きで実際に枕を試して、無理のない姿勢を維持できるものを選ぶと良いでしょう。また、左右に寝返りを打ちやすくするためには、横幅60cm以上の枕がおすすめです。
▼横向き寝に最適な枕についてもっと詳しく知りたい人はこちらもご覧ください!
ポイント2|体の状態に合わせて寝る向きを調整する
横向き寝をする際は、体の状態に合わせて右向きか左向きかを選ぶことも快適な睡眠のポイントです。
右を向いて寝る場合、心臓や消化器官が圧迫されにくく、消化吸収の動きがスムーズになるとされています。
一方、左向きで寝ると、消化器官への負担が軽減され、老廃物の排出を促す効果が期待できます。
ただし、睡眠中には無意識に20回前後の寝返りを打つため、寝る前に左右の向きを気にしすぎる必要はありません。
ポイント3|クッションや抱き枕を活用する
クッションや抱き枕を使って横向き寝ることで、体の負担を軽減できます。
これらを抱えたり足の間に挟んだりすることで、体の接触面積が増え、肩や腰にかかる圧力を分散する効果があります。
また、体圧が一部に集中する横向き寝のデメリットを補い、寝姿勢が安定して快適な睡眠につながります。
横向き寝をサポートするアイテムとして、ぜひ取り入れてみてください。
以上が、横向き寝をさらに快適にするためのポイントです!
ポイントをまとめると、以下の通りです。
おわりに|横向き寝の方にはパーソナライズマットレスがおすすめ
今回は、横向き寝に適したマットレスの選び方から、理想的な姿勢や快適に眠るためのポイントまで詳しくご紹介しました。
この記事のまとめ
「どんなマットレスを選べば、自分に合った快適な横向き寝ができるの?」と悩む方には、パーソナライズマットレス『nemuliマットレス』をおすすめします!
『nemuli』のマットレスは、身長別にマットレスをパーソナライズできる新しいマットレスです。
商品名 | nemuli 身長別で選べる横向き寝マットレス |
---|---|
最安価格 | 77,000円~ |
サイズ・重量 | 【シングル】97cm×195cm×12cm /19.7kg 【セミダブル】120cm×195cm×12cm / 23.38kg 【ダブル】140cm×195cm×12cm / 27.08kg |
素材 | 中材:ウレタンフォーム、カバー:ポリエステル100% |
製造 | 日本製 |
お手入れ方法 | ・月に1回程度、風通しのいいところで自然乾燥させてください。その際は日陰干しでお願いします。 ・水洗いはできません。汚れが気になる場合は、濡れたタオルなどで押し洗いをしてください。使用する際は、必ず乾燥した状態でお使いください。 ・マットレスカバーは洗濯が可能です。カバーのジッパーを開けて取り外し、水と中性洗剤で優しく手洗いをしてください。丁寧に絞って余計な水気をとった後、風通しの良いところでしっかりと乾かしてからマットレスにカバーを戻して下さい。 ※乾燥機の使用はお控えください。 |
お支払い方法 |
身長別にパーソナライズされたマットレス
通気性の良いウレタン製で、多様な使用シーンを考慮して設計されているため、現在使っているマットレスの上に重ねてマットレストッパーとしても、直接床やベッドフレームに敷いてマットレスとしても使えます。
独自のアルゴリズムでウレタンの形状や配置を調整し、個々の身長にあわせて最適なマットレスを提供できるため、自分にぴったりな寝心地を実現できます。
完全オンラインで購入が可能なので、忙しい方や迅速に寝具が必要な方にも最適です。マットレス選びに失敗したくない方、寝心地にこだわる方にもおすすめです!
横向き寝に最適なマットレスについてよくある質問
横向き寝に最適なマットレスに関する疑問について1つ1つ回答していきます!
横向きに寝るときはマットレスの硬いほうがいいの?
横向き寝する人には、柔らかめのマットレスが向いています。
なぜなら、横向きになった姿勢の場合、背骨がまっすぐ一直線になるのが理想的だからです。
硬いマットレスを使っていると、肩や腰など体の突出した箇所が沈み込まないために背骨が曲がり、不自然な寝姿勢になってしまいます。
具体的には、低反発ウレタンやポケットコイルのがおすすめです。 柔らかく包み込んでくれるような寝心地で、横向きでも疲れることなく朝まで快適に眠れるでしょう。
横向き寝の理想的な体勢は?
横向き寝の理想的な姿勢は、「体の軸が床と平行」になるように保つことです。
横向きで寝る際は、肩や腰などの出っ張った部分に圧力が集中しやすくなります。
適度に沈み込み、体を支える状態になることが理想的です。
マットレスの種類によっては、肩や腰が沈み込みすぎたり、逆に持ち上がりすぎることがあるので、横向きの状態で理想的な寝姿勢になる素材や硬さを選びましょう!
横向き寝をサポートしてくれるおすすめの枕とは?
横向きで寝るの為につくられた『nemuli pillow(寝つきがよくなる枕)』や、横を向いて抱きつける抱き枕では程よい柔らかさとフィット感の『王様の抱き枕』がおすすめです!
横向き寝をより快適にしてくれる枕なので、マットレスとあわせて使ってみてくださいね。