・今使っている枕に満足している人は、わずか約15%。半数以上が不満を持っている。
・男性よりも女性の方が、不満足の割合が高い。
・若年層ほど枕の満足度が高く、年代が上がるごとに、枕の満足度は低下していく。
今使っている枕の満足度を聞いたところ、「満足」が4.7%、「やや満足」が10.2%、「普通」が25.8%と、今の枕に不満がないのは全体の約4割で、半数以上が何らかの不満を感じていることが分かった。
性別でみると、女性よりも男性の方が満足傾向が多かった(満足:5.0%、やや満足:11.4%、普通:29.4%)。女性は「やや不満」「かなり不満」を合わせると61.8%で、男性よりも7.6%多い結果だった。
年代別でみると、10代がもっとも満足度が高く、「満足」「やや満足」「普通」を合わせると52.8%。20代以降、年代が上がるごとに満足度は低下傾向にあるが、60代では、満足度がもっとも低い50代よりも、満足度が若干上がっていた。
特に40代・50代は、働き盛りで休息の重要性を感じつつ、身体の不調が増える年代であることから、枕や睡眠に対する期待値が高くなるため、不満傾向が増えることが想定される。一方、60代では、ライフスタイルが変わり、心身に余裕が生まれることから、睡眠や枕に対する充足度が上がってくるのだろうか。
また、独自のアルゴリズムにより算出された枕の適合度において、枕が合っている人は、13.8%に留まる。一方、枕が合っていない人は、54.8%と推測される。性別で比較すると男性よりも女性、年代別でみると年代が上がるごとに、体型別ではBMI値が高い方が、枕の適合度が低い傾向がみられた。
自分自身の感覚による「枕の適合度」と、独自のアルゴリズムにより算出された「枕の適合度」と比較した場合、自分自身の感覚による「枕の適合度」が低く表れている。これは、自分自身の感覚のほうが、枕が合っていないと感じているという結果を表している。
調査概要
調査エリア:全国
調査主体:まくら株式会社
調査期間:2021年4月12日~2023年12月末
調査対象:男女(計137,042名)
調査方法:枕と眠りのおやすみショップ!本店などで行う、オンライン枕診断を利用した、枕に関心のあるユーザーの回答結果を集計。
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