マットレストッパーとは何か? 正しい使い方や選び方はどうすれば良いのか?
マットレストッパーとは、マットレスの上に重ねて使うことで寝心地を改善するための敷物です。
特に、マットレスが古くなって硬さが合わなくなったときや、寝心地に違和感を感じたときに活躍します。マットレスの寿命を延ばす効果もあるため、快適な睡眠環境を保つための重要なアイテムです。
近年では、マットレストッパーを単体で使用し、一人暮らしの寝るスペースを節約する方法も人気を集めています。
そこで、この記事では「マットレストッパーとは何か?」という疑問に加え、正しい使い方や失敗しない選び方を詳しく解説します!
- マットレストッパーの役割
- マットレストッパーとベッドパッド・敷きパッド・敷布団との違い
- マットレストッパーの使い方、単体での使い方
マットレストッパーとは?
マットレストッパーは、敷布団やマットレスの上に敷くことで、寝具の表面を保護したり、寝心地を向上させるために使うアイテムです。
特に、硬すぎたり柔らかすぎるマットレスの調整や、経年劣化してきたマットレスの補助として効果を発揮します。
加えて、掃除がしやすく、さまざまな素材で作られているため、保護や快適性向上だけでなく、通気性や温度調整といった役割も果たします。
この章では、マットレストッパーの特徴と、どのような場合にマットレストッパーが必要か、また不要な場合について詳しく解説します!
- マットレストッパーの役割は、寝具の保護・高さや柔らかさの調節
- マットレストッパーが必要なケースは、寝具を汚したくない、アレルギー対策、寝具が合わない
- マットレストッパーがいらないケースは、寝具が十分に快適、すでにマットレストッパーが含まれている時
マットレストッパーの役割とは?
マットレストッパーは、厚さが2cmから9cm程度の敷物で、主にマットレスの上に敷いて使用感を調整したり、マットレスの保護を目的として使われます。
寝心地を改善するためのアイテムである一方、通気性や防水性能、触り心地などの快適性にも優れており、湿気や汚れからマットレスを守る役割も持っています。
そのため、寝心地の向上以外にも、アレルギー対策や温度調節をしたい場合に使われることもあります。
では、どのような場合にマットレストッパーが必要なのでしょうか?
マットレストッパーはいらない?必要・不要なケースを解説
マットレストッパーは、現在使用しているマットレスや寝具が十分に快適な場合には、特に必要ありません。
ただし、以下のような状況ではマットレストッパーがあると快適さが増します。
- 現在の寝具によって体に負担がかかる、寝心地が悪い
- 寝具が汚れる環境で(こどもやペットがいるなど)、保護したい
- マットレスの掃除ができず、アレルギー対策が必要
マットレストッパーとベッドパッド・敷きパッド・敷布団との違い
マットレストッパーは、敷布団や敷きパッドなどは寝具の保護という目的では同じように使われますが、それぞれが異なる役割のある寝具です。
そのため、見てわかる違いとしては決定的に『厚さ』や『素材』が異なります。
この章では、各寝具とマットレストッパーとの違いを、かんたんに解説します。
寝心地改善 | 防水・防汚 | 通気・除湿性 | 厚さ | |
---|---|---|---|---|
マットレストッパー | ◎ | ◯ | ◯ | 厚い
(2~7cm) |
ベッドパッド | × | △ | △ | 薄い |
敷きパッド | △ (肌触り改善) |
◯ | △ | 薄い |
敷布団 | – | △ | ◯ | 厚い (10cm〜) |
マットレストッパーとベッドパッド・敷きパッド・敷布団との違い
マットレストッパーは、敷布団や敷きパッドと同じく寝具の保護を目的としていますが、それぞれ異なる役割を持っています。主な違いは『厚さ』や『素材』にあります。
この章では、各寝具とマットレストッパーの違いについて簡単に解説していきます。
マットレストッパーとベッドパッドとの違い
ベッドパッドは、マットレスに直接置いたり被せて使う敷物で、主にマットレスを保護する役割を果たします。
ベッドパッドは一般的にマットレストッパーよりも薄手です。
また、ベッドパッドは寝心地を大きく改善するものではなく、硬さや高さの調整ができない点でマットレストッパーとは異なります。(ただし、寝心地改善機能を備えた商品も一部存在します。)]
マットレストッパーと敷きパッドとの違い
敷きパッドは、シーツの上に敷く寝具で、マットレスの保護や肌触りを改善し、快適な寝心地をサポートする役割を持っています。
敷きパッドはベッドパッドよりもさらに薄いのが特徴です。
また、敷きパッドも硬さの調整などはできず、主に除湿性や通気性に優れた素材が使用されていますが、マットレストッパーほどの厚さや寝心地の変化は期待できません。
マットレストッパーと敷布団との違い
敷布団は、直接床に敷いて寝ることができる寝具で、マットレストッパーとは役割が大きく異なります。
敷布団は、マットレストッパーよりも厚く、単独で体を支えることができるため、これ一枚で使用できるのが特徴です。
マットレストッパーは寝具の上に重ねて使用するもので、敷布団とは使い方や機能が異なりh2>マットレストッパーの正しい使い方・敷く順番
マットレストッパーは、正しい使い方をしないと効果を十分に発揮できません。とはいえ、どの順番で敷くのが良いのか、お手入れ方法も迷うところですよね。
そこで、この章では、マットレストッパーの使い方や敷く順番について解説していきます。
マットレストッパーの使い方①:マットレスに直接敷き、その上にベッドパッドやシーツを
マットレストッパーは、マットレスに直接敷き、その上にシーツやベッドパッドをかぶせて使用するのが一般的な方法です。
ベッドパッドやシーツは、マットレストッパーを保護するために敷かれますが、一部の製品では保護が不要なものもあります。
マットレストッパーの使い方②:マットレストッパーを単体で使用する場合は厚みを重視
最近では、マットレストッパーを単体で使う人も増えています。
この場合、特に『厚み』が重要になります。敷布団代わりに使用するなら、7cm以上の厚さのマットレストッパーを選ぶのがおすすめです。
マットレストッパーは本来、寝心地をサポートする役割を持つ寝具で、体を完全に支える機能はないため、薄いものだと体に負担がかかる可能性があります。
単体で使用する際は、7cm以上の厚みのもの、もしくは「マットレストッパー兼マットレス」とされている商品を選ぶと安心です。
マットレストッパーの使い方③:1週間に1度は陰干しで湿気やカビ対策を
マットレストッパーはマットレスに直接敷くため、湿気がたまりやすくなります。
1週間に1度は陰干しして湿気対策をするのが良いでしょう。
マットレスに比べて軽く、取り扱いやすい素材が多いので、簡単に外干しや陰干しができます。
定期的に湿気対策を行うことで、カビや菌の発生を防ぎ、マットレストッパーを清潔に保つことができます。また、長持ちさせる効果も期待できますよ。
マットレストッパーは4種類!種類別の違い・特徴を解説
マットレストッパーは、使用される素材によって寝心地や機能性が大きく異なります。
ここでは、代表的な4種類の素材について、それぞれの特徴や選び方のポイントを解説します。
- ラテックス:中程度の硬さ、抗菌・防臭などの効果が優秀
- ウレタン:使用感がよく、バランス感に優れた素材、迷ったらこれ
- 天然素材:保温・保湿性が優れている、冬におすすめ
- 高反発ファイバー:高めの素材、重みに対して弾性がある
マットレストッパーの素材①:ラテックス
ラテックスは、通気性と体圧分散に優れた天然素材です。
ゴムに似た成分を持ち、柔軟性が高く、水分をためにくいことから、抗菌・防臭効果もあり、カビやダニの対策にも適しています。
硬めの寝心地が好みの方や、特に湿気やカビ対策をしたい方には、ラテックス素材のマットレストッパーがおすすめです。
マットレストッパーの素材②:ウレタン
ウレタンは、マットレスやマットレストッパーの素材として最も一般的な素材のひとつです。
柔軟性が高く、体圧分散にも優れており、体全体を均等に支えてくれるため快適な寝心地を提供します。また、強度が高く、軽量で、使いやすいのが特徴です。
ただし、ウレタンの欠点は通気性が悪く、湿気がこもりやすい点です。湿気の多い環境や、こまめなお手入れが難しい場合には注意が必要です。
通気性が改善されたウレタン製品や、高反発ウレタン素材を選ぶと安心です。
マットレストッパーの素材③:天然素材
天然素材には羊毛や綿などが含まれ、保温性や保湿性に優れているため、季節ごとに寝心地を調整したい方に適しています。
天然素材は、化学物質によるアレルギーリスクが低く、肌に優しいため、敏感肌の方にもおすすめです。また、素材によっては洗濯がしやすいというメリットもあります。
マットレストッパーの素材④:高反発ファイバー
高反発ファイバーは、弾力性が高く、体の重みに応じて適度な反発力を発揮するのが特徴です。
寝返りが打ちやすく、寝心地が硬めのタイプを好む方に人気です。
ファイバー素材は、軽量で設置や取り扱いが簡単なのも利点です。
ただし、軋み音が出やすかったり、へたりやすい場合もあるので、2人で使用する場合には注意が必要です。
それぞれの素材の特徴を理解し、自分の体型や寝る環境に合ったマットレストッパーを選ぶことが、快適な睡眠のためには大切です。
失敗しない!マットレストッパーの選び方
マットレストッパーは、厚さや素材、機能によって種類が多く、自分に合ったものを選ぶのが難しいこともあります。
そこで、この章では、マットレストッパーを選ぶ際に抑えておきたい3つのポイントをご紹介します。
- 素材で選ぶ
- サイズで選ぶ
- 厚みなどの機能性で選ぶ
マットレストッパーの選び方①:素材で選ぶ
マットレストッパーは、素材によって使用感や効果が大きく異なります。まずは素材を重視して選ぶと、選びやすくなります。
迷った時におすすめなのは『ウレタン製』のマットレストッパーです。
ウレタンは体圧分散性が高く、柔軟性にも優れており、バランスの取れた寝心地を提供します。寝具の素材としても人気があり、快適な睡眠環境をサポートします。
硬めの寝心地が好みの方や、通気性を重視したい方には、ラテックスやボンネットコイルなどもおすすめです。
マットレストッパーの選び方②:サイズで選ぶ
マットレストッパーのサイズは、マットレスと合うものを選ばないと効果が薄れてしまいます。
サイズが小さすぎると寝心地の改善効果が不十分になり、大きすぎると安定性が損なわれるため、マットレスにぴったりのサイズを選ぶことが大切です。
使用するマットレスのサイズに合わせたマットレストッパーを選びましょう。
マットレストッパーの選び方③:厚みや機能性で選ぶ
マットレストッパーは、厚みによって寝心地やサポート力が変わります。
厚みや機能性も選ぶ際の重要なポイントです。
例えば、体重が重めの方は厚めのトッパーを選ぶと体をしっかり支えてくれますし、軽めの方には薄めでも快適な製品が適しています。
使用目的や体型に合わせて、適切な厚みのものを選ぶことで失敗を避けられるでしょう。
おすすめのマットレストッパーは?特徴を解説
マットレストッパーは、寝心地のサポートに加え単体使いができる、などさまざまな用途でも使えるものも増えてきています。
そこで、ここでは特におすすめな最新のマットレストッパーについて解説します。
マットレストッパー選びでは、体に合ったものを選ぶのが何よりも重要
マットレストッパーの主な目的は、現在使用している寝具の寝心地を改善することです。
そのため、自分の体にぴったり合ったものを選ぶことが非常に重要です。
体に合うマットレストッパーを選ぶ際には、特に自分の体重や寝方の癖に注目しましょう。
寝方には、うつ伏せや横向きなどがありますが、どのような体勢で寝ることが多いかによって、最適なマットレストッパーの硬さや素材が異なります。
たとえば、以下のように選ぶと良いでしょう。
体型 | 硬さ |
---|---|
重い | 高反発、硬め |
普通 | 中反発 |
軽い | 低反発、柔らかい |
寝方 | 硬さ |
---|---|
横向き | 低反発 |
うつ伏せ | 高反発、硬め |
仰向け | 中反発 |
このように、硬さの違いによってマットレスやマットレストッパーの選び方は大きく変わってきます。
柔らかすぎると、体が沈み込みすぎて呼吸がしづらくなったり、逆に硬すぎると体の出っ張り部分がリラックスできず、寝苦しさを感じることがあります。
そのため、寝具は自分の体型や寝方に合わせたものを選ぶことが非常に重要です。
しかし、店舗での試し寝では自宅のようにリラックスした状態で選ぶことが難しく、本当に合っているかどうかが分かりにくいですよね。
そんな時におすすめなのが、『nemuli』のパーソナライズマットレスです。
『nemuli』のマットレストッパーは、自分の身長に合わせてマットレスの形をパーソナライズできる新しいタイプのマットレス・マットレストッパーです。
通気性の良いウレタン素材を使用し、マルチな使用シーンに対応できるため、現在使っているマットレスの上に重ねてマットレストッパーとしても、直接床やベッドフレームに敷いてマットレスとしても使えます。
独自のアルゴリズムによって、体の個性に合わせたウレタンの形や配置をデザインできるため、自分に最適な寝心地を提供してくれます。
さらに、完全オンラインで購入可能なため、忙しい方やすぐに自分に合った寝具を手に入れたい方にぴったりです。
寝心地にこだわりたい方や、マットレストッパー選びで失敗したくない方にも、この『nemuli』のマットレスはおすすめです!
商品名 | nemuli 身長別で選べる横向き寝マットレス |
---|---|
最安価格 | 77,000円~ |
サイズ・重量 | 【シングル】97cm×195cm×12cm /19.7kg 【セミダブル】120cm×195cm×12cm / 23.38kg 【ダブル】140cm×195cm×12cm / 27.08kg |
素材 | 中材:ウレタンフォーム、カバー:ポリエステル100% |
製造 | 日本製 |
お手入れ方法 | ・月に1回程度、風通しのいいところで自然乾燥させてください。その際は日陰干しでお願いします。 ・水洗いはできません。汚れが気になる場合は、濡れたタオルなどで押し洗いをしてください。使用する際は、必ず乾燥した状態でお使いください。 ・マットレスカバーは洗濯が可能です。カバーのジッパーを開けて取り外し、水と中性洗剤で優しく手洗いをしてください。丁寧に絞って余計な水気をとった後、風通しの良いところでしっかりと乾かしてからマットレスにカバーを戻して下さい。 ※乾燥機の使用はお控えください。 |
お支払い方法 | ![]() |
身長別にパーソナライズされたマットレス
横向き寝の方に最適なサポートを提供するために、身長に合わせた設計がされたマットレスです。
体圧を均等に分散させる高品質ウレタン素材を使用し、肩や腰に負担をかけず、快適な眠りをサポート!
身長に応じて各部位に最適な硬さや柔らかさを調整しているため、自分の体にぴったりとフィットした快適な寝心地を実感できます。
横向き寝でラクに使えるマットレスなので、気になった人はクリックしてみてくださいね!
マットレストッパーに関するよくある質問【Q&A】
最後に、マットレストッパーに関するよくある質問を解説します。
ここで疑問を解消し、自分にぴったりのマットレストッパーを見つけましょう!
マットレストッパーは単体で使える?直接床に敷いても大丈夫?
製品によっては、マットレストッパーを単体で使用することも可能です。
直接床に敷いて寝る場合は、床の硬さが体に負担をかけないようにするため、『7cm以上の厚み』があるものを選ぶと快適に眠れるでしょう。
マットレストッパーは腰痛や睡眠の質改善に効果があるの?
『マットレストッパー』自体は、腰痛の改善や睡眠の質向上を直接目的とした医療用品ではありません。
しかし、寝具のサポート力を高めることで、マットレスが体に合わない場合の不快感を軽減する助けになります。
マットレストッパーに合うシーツはどう選ぶ?
あくまで寝心地をサポートする補助寝具として考えましょう。
マットレストッパーを使用する際は、ボックスタイプのシーツを選ぶのがおすすめです。
マットレスとマットレストッパーの厚みを合計したサイズに、『+5cmほどの余裕』を持たせると、しっかりフィットします。
マットレストッパーの上には何を敷くの?
マットレストッパーの上には、基本的に『シーツを敷く』のが一般的です。
必要に応じてベッドパッドや敷きパッドも追加すると、さらに通気性や寝心地の改善につながることがありますが、必ずしも必要ではありません。