最適なマットレスの厚さはどれくらい?
厚さによる寝心地の違いと、どんな人におすすめ?
マットレスは、体をしっかり支える重要な寝具ですが、厚さが合っていないと腰や首に負担がかかり、肩こりなどの原因になることがあります。
マットレスを選ぶ際には、厚さも大事なポイントです。
ただ、マットレスの厚さは製品によってさまざまで、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。
厚さごとの違いや、それぞれの特性について知りたいところですよね。
この記事では、マットレスの厚さに関する疑問を解消し、最適な厚さの選び方を解説します!
- マットレスのおすすめの厚さは素材によって異なる
- マットレスの厚さ選びがわからない時は『20cm前後』を選ぶのが無難
- マットレスの厚さだけで選ぶなら『40cm』が最も寝心地が良い
- マットレスの厚さを選ぶ注意点は?
マットレスの最適な厚さはどれくらい?
マットレスを選ぶ際に、厚さは重要な要素のひとつですが、使用する環境や目的、さらにはご自身の体型に合わせて選ぶことが大切です。
そのため、「これがベストな厚さ」というものは一概には言えません。
マットレスの厚さは、おおよそ3㎝から35㎝以上と、非常に幅広い商品が存在します。さらに、素材や種類によっても適した厚さが異なります。
- ポケットコイルマットレスは底つき感がない20㎝以上の厚さがおすすめ
- ウレタンマットレスはお手入れのことも考え、10㎝~14㎝の幅の厚さがおすすめ
- 安心して選ぶなら20㎝以上の厚さがおすすめ
ポケットコイルマットレスのおすすめ厚さは:20㎝以上
ポケットコイルマットレスは、内部に独立したコイルが入っているため、厚さが20㎝以上でないと、寝たときに底つき感や身体に痛みを感じることがあります。
特にコイルの上にある詰め物の種類にも注意が必要で、製品全体で20㎝以上あり、詰め物の厚みが4㎝以上あれば、快適に眠ることができるでしょう。
ウレタンマットレスのおすすめ厚さは:10㎝〜14㎝
クッション性が高いウレタンマットレスの場合、厚さ10㎝〜14㎝が理想的です。
この範囲の厚さであれば、体が沈み込んでも底つき感をほとんど感じることなく、快適な寝心地を得られます。
ウレタン製品は厚くなるほどクッション性が向上しますが、あまりにも厚いとお手入れが難しくなるため、10㎝〜14㎝の標準的な厚さが扱いやすく、床に直接敷いて使うこともできるためおすすめです。
安心して選ぶなら20㎝以上の厚さがおすすめ
20㎝を超えるマットレスは、どの種類でも底つき感が少なく、より高品質な製品が多くなります。
ウレタンやファイバー素材を使用した製品でこの厚さを選べば、十分なクッション性があり、快適な寝心地が期待できます。
また、スプリング型のマットレスでは20㎝の厚さが底つき感を防ぐための最低ラインとして推奨されます。
ただし、20㎝以上の厚みになると製品全体が重くなり、移動やお手入れが大変になることも。
自分の寝室環境やお手入れのしやすさも考慮して選ぶことが重要です。
予算に余裕があれば、耐久性が高く品質の良い厚手のマットレスを検討してみると良いでしょう。
マットレスの厚さによる寝心地の特徴とおすすめの人
マットレスの厚さは、使用目的や体型、寝室環境などによって適切なものが異なります。
また、予算や製品の重量、設置場所も考慮しながら選ぶことが大切です。
厚さ | 寝心地の特徴 | おすすめの人 |
---|---|---|
40cm | 厚さ30㎝よりも最上級の寝心地 | ・予算に余裕がある ・最上級の寝心地を求めている ・重量を気にしない |
30cm | 最上級の寝心地の良さ | ・睡眠環境を追求したい ・重量を気にしない |
20cm | ・どの素材でも底付きを感じない ・ウレタン系では最も厚い製品 |
・ブランドを気にしない ・予算が3~8万円 |
25cm | 素材によって値段や品質は異なるが、基本的には寝心地が良い | ・予算が10万円前後 ・重量を気にしない |
15cm | 種類によっては底付きを感じるが、ウレタン系であれば寝心地は良い | ・高品質ウレタンマットレスを希望 ・コイル系の中では安価 |
10cm | 内部の素材をしっかり考えれば、寝心地は悪くない | ・軽量で持ち運びしたい ・機能性マットレスが欲しい |
厚さ40cmのマットレス
厚さ40㎝のマットレスは、かなり高級な製品が多く、価格帯は10万〜20万円以上になることもあります。
高性能な素材を使用し、内部構造も複雑であるため、寝心地は最上級です。
しかし、重量が非常に重く、除湿や掃除などのお手入れがしづらく、移動も簡単ではありません。
そのため、多少高額でも寝心地を重視し、10年以上の長期使用を考えている方には、40㎝厚のマットレスがおすすめです。
厚さ30cmのマットレス
30㎝厚のマットレスは主にスプリング系で、通気性が良く耐久性や寝心地も高水準です。
品質やお手入れ次第では、最長で10年ほど使用可能です。
ただし、こちらも重量があり、お手入れや移動が難しい点には注意が必要です。
お手入れに時間をかけられ、長く快適に使いたいと考える方にとって、30㎝厚のマットレスは良い選択肢です。
厚さ25cmのマットレス
厚さ25㎝のマットレスは、10万円前後の価格帯で、コイル系の高級製品に多いです。
ベッドフレームでの使用が基本ですが、重量の関係で2段ベッドなどでは使用が難しい場合があります。
8年程度の使用を想定して設計されており、ほどよい高級感を求める方には特におすすめです。
厚さ20cmのマットレス
20㎝厚のマットレスは、底つきを感じにくく、特にコイル型では耐久性も高いため、長期間の使用に適しています。
ベッドフレームと組み合わせて使うのが一般的です。価格帯が手頃で、耐久性もあるため、コストパフォーマンスを重視する方に最適です。
ウレタン型の製品では、20㎝厚があれば耐久性や寝心地が安定しており、高品質なものが多いですが、重量があるためお手入れには注意が必要です。
厚さ15cmのマットレス
15㎝厚のマットレスは、ウレタン型なら十分な厚さですが、コイル型ではやや薄めです。
ウレタン型であれば、快適な寝心地を提供できますが、安価で質の悪い製品だと劣化が早く、腰痛や肩こりにつながる可能性もあるので注意が必要です。
価格を抑えつつ、快適なウレタン型マットレスを探している方にはおすすめの厚さです。
厚さ10cmのマットレス
10㎝厚のマットレスは、ウレタン系の製品では標準的な厚さで、比較的お手入れが簡単です。
床に直接敷いても快適な睡眠がとれ、壁に立てかけて除湿や掃除がしやすいのが特徴です。
また、20㎝以上の製品に比べて重量も軽いため、移動も簡単です。
一方、収納を考える場合には、折りたたみ式の製品を選ぶと良いでしょう。場所を移動したり、お手入れを楽にしたい方に最適な厚さです。
それぞれのマットレスの厚さによって、寝心地や使い勝手が大きく変わるため、自分のニーズやライフスタイルに合わせて選びましょう。
マットレスの厚さを選ぶ際の注意点とは?
マットレスの厚さは、自身の体型や使用環境、さらには用途に合わせて慎重に選ばないと、使いにくさやお手入れの手間が増えてしまうことがあります。
マットレスにはさまざまな厚さがあり、それぞれの素材や種類に応じた適切な厚さも異なるため、どのポイントに気をつけて選べばよいかを知ることが大切です。
- 厚すぎても薄すぎてもだめ!最低限体重を目安に厚さを選ぼう
- ベッドフレームによって選ぶべき厚さは変わる
- 厚さ20㎝のマットレスは、どの種類でも寝心地が良いものが多くおすすめ
厚すぎても薄すぎてもだめ!最低限体重を目安に厚さを選ぼう
マットレスには様々な厚さがありますが、製品を選ぶ際には厚すぎても、薄すぎても良い睡眠をとれない恐れや場合によって腰や首を痛めたり、肩こりなどの不調に繋がる可能性が大きいため、自身の体重を元に厚さを選びましょう。
体重別のマットレスの厚さを選ぶには、例えば以下のような選び方があります。
体重 | マットレスの厚み(目安) |
---|---|
20㎏未満 | 3㎝以上 |
20㎏~40㎏ | 5㎝以上 |
40㎏~60㎏ | 8㎝以上 |
60㎏以上 | 11㎝以上 |
100㎏ | 15㎝ |
このように体重に応じて、適切なマットレスの厚さは変わってきます。
特に体重が重い方は、薄いマットレスを使用すると床つきを感じやすく、腰や首に負担がかかり、肩こりなどの不調につながる可能性が高くなります。
そのため、より厚みのあるマットレスを選ぶことが重要です。
マットレスの素材や種類によっても多少違いはありますが、基本的に厚みが増すほど体重を支える力が強くなり、反発力も高くなります。
これにより、しっかりとしたサポートが得られるため、寝心地が向上しますが、一方で反発力が強くなりすぎると、硬すぎて寝心地が悪く感じることもあるでしょう。
厚さが増すと価格も上がり、体圧分散性が向上して快適な睡眠が得られるとは言われていますが、厚すぎるマットレスは逆に硬すぎて寝苦しくなる場合もあります。
そのため、体重や好みに加え、使用する環境やスペースも考慮して、バランスの取れた厚さのマットレスを選ぶことが大切です。
ベッドフレームによって選ぶべき厚さは変わる
マットレスの厚さが20cmを超える場合、基本的にはベッドフレームが必要ですが、20cm以下の薄い製品でも用途によっては適切なフレームと組み合わせて使用できます。
マットレスの厚さは3種類に分類できます。
マットレスの厚さ | 種類 | ベッドフレーム |
---|---|---|
3㎝~9㎝ | 薄めの厚さ | ・ロフトベッド ・二段ベッド |
10㎝~15㎝ | 中程度の厚さ | ・一般的な独立したベッドフレーム ・ロフトベッド ・二段ベッド ・チェストベッド |
20㎝~35㎝ | 分厚い | ・すのこ型 ・脚付き型 ・一段引き出し型 ・ローベッド |
3cm~9cmの薄型マットレスは、重量が軽いため、ロフトベッドや二段ベッドなど、重量制限がある場所に最適です。
寝心地はそれほど快適ではありませんが、小さな子どもには十分なサポートを提供します。
10cm~15cmの中厚マットレスは、一般的なベッドフレームに対応しており、ロフトベッドや二段ベッドでも手すりの高さを考慮して使用できます。
チェストベッドのような引き出し付きのベッドでも問題なく使えます。
20cm~35cmの厚型マットレスは、主にコイルタイプの製品が多く、重量があるため、ロフトベッドや二段ベッド、チェストベッドでは使用が困難です。
しっかりとした寝心地を提供しますが、重さに注意が必要です。
このように、ベッドフレームや用途に応じてマットレスの厚さを選ぶことが重要です。
ベッドフレーム | 特徴 |
---|---|
すのこ型 | 通気性があり、動かしやすい |
脚付き型 | ある程度の重量に耐えられ、大きさや価格帯が広いので選ぶことができる |
一段引き出し型 | 床に近く、収納スペースがある |
ローベッド | 圧迫感が無く、低いので入りやすい |
マットレス選びに迷ったら?パーソナライズマットレスがおすすめ
体型や素材によって最適なマットレスの厚さが異なることを説明しましたが、「結局、自分に合ったマットレスをどう選べばいいの?」と悩む方におすすめなのが、パーソナライズマットレス『nemuli マットレス』です。
『nemuli』のマットレスは、身長別にマットレスをパーソナライズできる新しいマットレスです。
通気性の良いウレタン製で、多様な使用シーンを考慮して設計されているため、現在使っているマットレスの上に重ねてマットレストッパーとしても、直接床やベッドフレームに敷いてマットレスとしても使えます。
独自のアルゴリズムでウレタンの形状や配置を調整し、個々の寝方に最適なマットレスを提供できるため、自分にぴったりな寝心地を実現できます。
完全オンラインで購入が可能なので、忙しい方や迅速に寝具が必要な方にも最適です。マットレス選びに失敗したくない方、寝心地にこだわる方にもおすすめです!
商品名 | nemuli 身長別で選べる横向き寝マットレス |
---|---|
最安価格 | 77,000円~ |
サイズ・重量 | 【シングル】97cm×195cm×12cm /19.7kg 【セミダブル】120cm×195cm×12cm / 23.38kg 【ダブル】140cm×195cm×12cm / 27.08kg |
素材 | 中材:ウレタンフォーム、カバー:ポリエステル100% |
製造 | 日本製 |
お手入れ方法 | ・月に1回程度、風通しのいいところで自然乾燥させてください。その際は日陰干しでお願いします。 ・水洗いはできません。汚れが気になる場合は、濡れたタオルなどで押し洗いをしてください。使用する際は、必ず乾燥した状態でお使いください。 ・マットレスカバーは洗濯が可能です。カバーのジッパーを開けて取り外し、水と中性洗剤で優しく手洗いをしてください。丁寧に絞って余計な水気をとった後、風通しの良いところでしっかりと乾かしてからマットレスにカバーを戻して下さい。 ※乾燥機の使用はお控えください。 |
お支払い方法 | ![]() |
身長別にパーソナライズされたマットレス
横向き寝の方に最適なサポートを提供するために、身長に合わせた設計がされたマットレスです。
体圧を均等に分散させる高品質ウレタン素材を使用し、肩や腰に負担をかけず、快適な眠りをサポート!
身長に応じて各部位に最適な硬さや柔らかさを調整しているため、自分の体にぴったりとフィットした快適な寝心地を実感できます。
横向き寝でラクに使えるマットレスなので、気になった人はクリックしてみてくださいね!
マットレスの厚さに関するよくある質問
最後に、マットレスの厚さに関するよくある質問を解説します。
これを参考にして、あなたに最適な寝具を見つけましょう!
- マットレスは何年使っていい?
- マットレスが薄すぎた時の対処法は?
マットレスは何年使っていい?
マットレスの寿命は、製品の種類や素材、品質によって異なりますが、短いものでは3年程度、長いものでは10年ほど使用できることもあります。
コイル型のマットレスは比較的頑丈で耐久性が高く、6年〜10年ほど使用できるのが一般的です。一方、ウレタン型のマットレスは3年〜8年程度が寿命の目安です。
使用状況やお手入れの仕方にもよりますが、反発力が低下してきたり、体の不調を感じるようになったら、マットレスが寿命を迎えている可能性が高いため、買い替えを検討するのが良いでしょう。
マットレスが薄すぎた時の対処法は?
マットレスが薄すぎて寝心地が悪い場合は、厚さを補うためにマットレストッパーを活用するのがおすすめです。
マットレストッパーは素材や機能に応じてさまざまなタイプがあり、体に合った製品を選ぶことで、寝心地を改善できます。
ただし、マットレストッパーは寝具の調整用アイテムであるため、根本的な問題を大きく改善するものではありません。
マットレストッパーを使っても十分な快適さが得られない場合は、厚みのあるマットレスに買い替えることを検討すると良いでしょう。