枕をはじめとする寝具・睡眠グッズの企画開発、及びインターネット販売を行っている、まくら株式会社(千葉県柏市、代表:河元智行)は、千葉県ご当地まくらシリーズ第2弾として、株式会社石橋水産・サンライズソルト(千葉県旭市)と共同で、千葉県・九十九里浜の海水から作った天日塩の枕「九十九里浜の塩まくら」を、2016年4月25日に発売します。まくら株式会社は、千葉県に関連する枕を「千葉県ご当地まくらシリーズ」として展開しており、第1弾として、2015年9月5日に、千葉県の特産品・落花生の殻を枕の中素材に利用した枕「らっかせいまくら」をリリースしました。今回は、その第2弾として、「九十九里浜の塩まくら」を発売。「まくらで地域活性化」に貢献します。
よりよい睡眠のヒミツは、「頭寒足熱」にあり!
昔から、頭部は冷やし足は暖める方が健康に良いと言われています。これは睡眠も同じこと。
しかしながら、特に夏場の夜、日本特有の高温多湿の室内では、枕や頭部の温度が上がり、寝苦しさを感じてしまいます。そのことにより、体調不良や不眠の原因となってしまうこともしばしば。
そこで、「九十九里浜の塩まくら」。
「九十九里浜の塩まくら」は、枕の上部に塩シートを収納できるよう設計された枕で、塩シートと枕本体が一体となった構造になっています。
塩は、熱が伝わりやすい性質を持っており、接触面の熱を吸収・放出することができると言われています。そのような性質を持つ塩を枕に使うことにより、首や頭部にこもった熱を身体の効率的に外に逃がし、自然なひんやり感が得らるようになりました。
また、エアコンや扇風機、冷却ジェルなどとは違い、直接身体を冷やすのではなく、塩の特性を利用して熱を吸収・放出するので、冷えすぎの心配もありません。
もちろん「九十九里浜の塩まくら」は、塩にもこだわりました。
枕に使われている塩は、九十九里浜からくみあげた海水を伝統的なあげ浜塩田にて乾燥し、釜ゆでをして作り上げたもの。
まずは、九十九里浜に面した海から海水をくみ上げ、天日干しに。その中から塩を取り出し、今度は釜に入れて茹で上げます。さらに乾燥の工程を経て、不揃いな形のものやミネラル分などの塊を一つ一つ人手をかけて除去。こうして生まれた塩は、海と太陽の恵みの結晶。本来は食用として使われる高級塩を贅沢に枕に使用しています。
まさに、「枕にするにはもったいない」ほど、上質な天日塩を贅沢に使用しています。
また、枕としての寝心地にもこだわりました。
塩シートの部分が首や頭部にしっかりと違和感なくフィットするよう、塩シートが収まる塩ポケットを設置。そのことにより、塩シートがズレることなく、眠っている間も常に一定の位置を保ちます。
枕の中素材には水洗い可能なパイプ素材を使用。しっかりとしたフィット感だけでなく、いつでも清潔に枕を保つことができます。また、ファスナー口から中素材を取り出すことにより、お好みの枕の高さに調整することも可能。
まさにひんやりと快眠を考えた塩まくらになっています。
価格は、6,000円(税別)。
発売日は、4月25日(月)。
販売は、ご当地まくら専用WEBサイト( http://www.gotouchi-makura.com/chiba/kujyukuri-shio/ )、及び 枕と眠りのおやすみショップ!( https://item.rakuten.co.jp/oyasumi/c/0000006117/ )にて、4月25日より行います。
なお、 「千葉県・ご当地枕シリーズ」は、第4弾まで予定されています。第3弾は4月15日、第4弾は4月21日にそれぞれリリース予定となっています。第3弾、第4弾ともに、千葉県にゆかりのあるユニークな商品やとイベントなっています。商品詳細は、別途発行させていただきますプレスリリースをご確認いただければ幸いです。
また今後は、千葉県だけでなく、他の都道府県の産品や地域資源を活用した枕も開発し、「ご当地まくら」シリーズを全国に展開していく予定です。商品だけでなく、ユニークなイベントや新サービスも展開予定となっています。
4月23日(土)より下記店舗にてお取扱開始!
- イトーヨーカドー柏店(千葉県柏市)
- イトーヨーカドー津田沼店(千葉県習志野市)
- イトーヨーカドー船橋店(千葉県船橋市)
- イトーヨーカドー八柱店(千葉県松戸市)
- イトーヨーカドー我孫子南口店(千葉県我孫子市)
- イトーヨーカドー流山店(千葉県流山市)
- イトーヨーカドー我孫子店(千葉県我孫子市)
- イトーヨーカドー東習志野店(千葉県習志野市)
- イトーヨーカドー幕張店(千葉県千葉市)
- イトーヨーカドー竜ヶ崎店(茨城県龍ヶ崎市)
- イトーヨーカドー成田店(千葉県成田市)
- イトーヨーカドー八千代店(千葉県八千代市)
- イトーヨーカドー四街道店(千葉県四街道市)
4月25日(月)より下記店舗にてお取扱開始!
- セブンパークアリオ柏(千葉県柏市)
- アリオ蘇我店(千葉県千葉市)
- アリオ市原店(千葉県市原市)
-----【開発秘話】-----
九十九里浜の塩まくら
「この塩、枕に使わせてください!」
それは一目惚れでした。
海水をくみ上げて、それを天日干しをし、そこから釜で炊きあげ、乾燥。さらには、不揃いな形状の結晶を人手をかけて取り除く。これほどにまで、手間暇かけて塩が作られているとは想像もしていなかったのです。
場所は、千葉県旭市。
こだわりにこだわり抜いた食用の塩を生産している株式会社石橋水産・サンライズソルトさん。
ここを訪問したきっかけは、最高の「塩まくら」を作りたいという思いからでした。
塩には、熱を吸収する性質があるから、枕にしたら気持ちよさそう!
従来から塩枕は市販されているが、素材にも寝心地にもこだわった塩枕がない!
海洋深層水から抽出した塩の枕を取り扱いをしていたが、取り扱いが終了してしまった。
たまたまこの時期、大手小売店さんから「地元」にまつわる商品やイベントがないかお問い合わせが入っていた。
こういった事情が重なり、どうにかして「塩まくら」を企画・開発できないものかと考えはじめました。
どうせ作るのであれば、最高品質の「塩まくら」を作りたい!
そこから、まずは企画の要となる「塩」を探しはじめました。
全国、日本のどこかにいい「塩」はないだろうか?
さて、どうしたものか。
人工の食塩であれば、近くのスーパーでも手に入る。
それでもいつも顔の近くにあるものだから、天然の良質な塩にこだわりたい。
しかし、なかなか日本国内でこだわりの塩を生産している方を見つけることができない。
結局はほとんどが人工のもので、天然のものでも、海外の塩の原料を日本に運んできて、それを日本の海水につけて、それを乾燥。それでも日本産になるのです。意外とそういう塩が多いんです。
そんなとき、たまたま電話がかかってきた「千葉県産業振興センター」の方に相談。
「何か、いい塩、ご存じないですか?」
「えっ、ありますよ。九十九里に伝統的なあげ浜塩田で作ったこだわりの塩が・・・」
「本当ですか?地元千葉にもあったんですね。」
そうなんです。
千葉県は三方を海に囲まれた県だったんです。
だから、海水は豊富なんです。灯台下暗し。
早速、教えてもらった会社名をインターネットで検索。連絡先とホームページを発見!
それが、株式会社石橋水産・サンライズソルトさんだったのです。
サンライズソルトさんでは、すでにインターネットで食用の塩を販売していたのです。
※サンライズソルトさんホームページより抜粋。
千葉県旭市、九十九里浜沖合の海水を使い伝統的な製法で塩を手造りしております。
海からの恵みをそのままに完全手造りのお塩です。
太陽を潮風の恵みを受け、自然と向きあいながら塩づくりをしています。
すーとのどを通り、甘みを感じ、旨みを感じ、エネルギーを感じて頂けると思います。
即アポイント!
それから間もなくして、念願のサンライズソルトさんへ。
まくら株式会社のある千葉県柏市から旭市への移動は電車でおおよそ2時間。同じ千葉県内とは思えないほどの遠距離。ようやくな思いでサンライズソルトさんに到着。
もうすぐそこには九十九里浜。イワシの加工場が目に入る。
担当は予想を反して女性。
そして、「塩」の製法や、なぜ「塩」にこだわってご自身で作られているのか?などなど、まるで新聞記者のように聞き込み。
そのうち、塩ワールドに引き込まれていく・・・
「塩」は人間が生きていく上でとっても大切な素材。
「塩」がなければ、体は作られない。
それなのに「塩」にこだわらない方が、むしろ不思議。
いつの間にか、「塩」の大切さに気づかされ、そして、食用の塩にもこだわりたい自分が。
そして、その塩の製法を見学させてもらう。
そして唖然。
ここまでやるのですか?
そんなに手間がかかるんですか?
これだけ頑張っても、これだけの塩しか作れないんですか?
とにかくとにかく手間暇かけて作られる塩。
だから、大量生産はできない。ごく少量しか作れない。
そして完成した塩をひとつまみ、口へと運ぶ。
「おいしいっ!」
塩だけで食べているのに、おいしいんです。
「この塩を枕に使うのはもったいない」
これが正直な感想でした。
それでも、「この塩、枕に使わせてください!」
生産量にも限界がある。正直、塩の価格も高い。
それでも、それでも、この「塩」を使いたい。
そんな想いで生まれたのが、「九十九里浜の塩まくら」なのです。
そして、その帰り道。
千葉県にもこんなにいいものがあったか・・・
きっと千葉県にはまだまだ魅力的なものはたくさんあって、発掘されていない地域資源がたくさん眠っている のだろう・・・
そして、電車に揺られながら、あれこれ連想するのでした。
「あっ、千葉県のアレを使った枕、作れないだろうか?」
つづく。